●●バトンはチェーン日記?
※このエントリーは、メールマガジン「スッキリ解説!パソコン・インターネット」のバックナンバーを編集したものです。
発行部数 8,559部
こんにちは!
「スッキリ解説!パソコン・インターネット」発行者の あべ です。
※プロフィールはこちら
⇒ グッドホープ代表・阿部辰也のプロフィール
今日も当メルマガを読んでくださってありがとうございます。
前回のメルマガで告知させて頂きました、私 あべ の書いた本のプレゼント企画。
おかげさまで多くの方にご応募頂きました。
ありがとうございます!
まだまだ募集中ですので、ぜひぜひご応募くださいね!
『インターネットで稼ぐ 図解・ブログ・メルマガ・Webサイト構築の基本』プレゼントキャンペーン!
新刊の内容は、インターネットでのビジネスをこれから始めようとしている方向けの、入門書的なものになります。
今まで、多くのインターネット初心者の企業様や個人の方などのビジネスをコンサルティングしてきて、初心者の方々が疑問を持たれるケースが多いポイントや、「これだけは知っていて欲しい」と僕自身が思ったことなどを、わかりやすくまとめた内容になります。
締め切りは2006年10月15日23:59。
抽選で10名の方に、この新刊書籍をプレゼントさせて頂きます!
インターネットを利用したビジネスに少しでも興味をお持ちの方。
ぜひぜひご応募くださいね!
応募はこちらから ⇒ 弊社代表・阿部辰也の新刊『インターネットで稼ぐ 図解・ブログ・メルマガ・Webサイト構築の基本』プレゼント企画のお知らせ
気になる新刊の内容も、目次を公開していますので、ぜひご覧下さい!
⇒ 弊社代表・阿部辰也の新刊『インターネットで稼ぐ 図解・ブログ・メルマガ・Webサイト構築の基本』プレゼント企画のお知らせ
さて、前々回と、さらにその前の回では、チェーンメールやチェーン日記について、スッキリ解説しました。
詳しい内容はバックナンバーをご覧くださいね。
⇒ 新種のウィルスに注意!?
⇒ 善意や信憑性だけでは判断できません
これに関連して、今回はブログやmixiの日記等で流行している、「バトン」というものについて、解説してみようと思います。
あなたもブログやmixi等で「●●バトン」というものを見たことはありませんか?
バトンって何?
そもそも「バトン」とは何でしょうか?
「聞いたことがない」という方のために、簡単に説明しますと、ブログやmixiの日記等を使って、チェーン日記的に広がっていく、一種のアンケートのようなものです。
わかりやすいように、「バトン」の元祖である「Musical Baton」(ミュージカルバトン/ミュージックバトン)を例に、どんなものかご紹介しますね。
「Musical Baton」は、日本では去年の5~6月頃から、ブロガー(ブログを書く人)達の間で急激に流行しました。
まず、自分のブログ上で、以下の四つの質問の答えを書きます。
- 今パソコンに入っている音楽ファイルの容量
Total volume of music files on my computer is - 最後に買ったCD
Song playing right now - 今聴いている曲
The last CD I bought was - よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
質問の内容からもわかるように、パソコンで頻繁に音楽を聴く習慣のある人を対象にしたアンケートのようなものですね。
そして、それらの質問に答えた後、最後にもう一つ、お題があります。
- バトンを渡す5人
Five people to whom I'm passing the baton
つまり、次にこのアンケートに答えて欲しいブロガーを五人、こちらから指定するわけですね。
バトンを受け取った側は、また同じように上記の質問に答えて、さらに五人のブロガーにバトンを渡し……という風に、どんどんバトンは広がっていきます。
ブログを書いている人というのは、当然、自分の興味のある事柄を、表現することが好きです。
常に「ブログに書くネタ」を求めているわけですね。
ですので、音楽に少しでも興味のあるブロガー達の多くは、バトンを受け取ると、喜んで自分のブログ上でこのアンケートに答えました。
また、ブログ上で交流があったり、あるいは実際の知人・友人が、普段どんな音楽を聴いているのか、どんな音楽が好きなのか、ということにも、結構興味が沸きます。
なので「この人ならどう答えるだろう?」という期待と共に、バトンを他のブロガーに回すわけですね。
最初は、この「Musical Baton」だけだったんですが、すぐに音楽以外のジャンルのバトンも誰かの手によって生み出されました。
小説やゲーム、スポーツ、漫画、プライベートな内容などなど、現在では色んなバトンがブログやmixiの日記等で回されています。
実は、僕自身、去年の6月頃に、趣味で運営していたブログで、友人からこの「Musical Baton」を回されて、喜んで答えました。
(ちなみに音楽は大好きです。仕事中もずっと聴いてます)
答えましたが、受け取ったバトンを他人に回すことには躊躇しました。
当時は周りにブログを書いている友人・知人があまりいなかった、というのもひとつの理由です。
ですが、もうひとつ、ちょっとひっかかることがあったのです。
「これって、チェーンメールみたいなもんじゃないかな?」
という疑問が浮かんだんです。
バトンはチェーン日記?
チェーンメールやチェーン日記に関しては、過去のメルマガでご紹介しました。
緊急性のある情報を伝えて、
「これをあなたの知り合いに転送してあげてください!」
「これをできるだけ多くの人に伝えてあげてください!」
と言って、延々と増殖していくのが、チェーンメール・日記の特徴です。
バトンも、延々と増殖していくという点で、似たような特徴がありますよね。
実際、バトンに関しては「チェーン日記と大差ない」という意見もあり、賛否両論です。
「Musical Baton」が流行した当時は、「これは音楽業界によるマーケティング調査のための陰謀だ!」
なんていう説もあったくらいです。
一番の問題は、バトンの最後に、「バトンを渡す●人」というお題があり、強制的に増殖させる意図があることでしょう。
バトンの内容自体は、転送に拍車をかけるような、緊急性のある情報ではありません。
デマが蔓延するとか、特定の個人に負担が生じるようなものではないと思います。
むしろ、ブログを書く人と、読む人の間での交流を促すような要素があります。
自身に興味のある内容のバトンであれば、それは楽しい遊びのようなものです。
しかし、バトンを回された側が、そのバトンに全然興味がなかったりした場合、バトンを受け取るのは苦痛になりますよね。
よくあるのが、その点を考慮して、最後の「バトンを渡す●人」というお題への回答として、「このバトンを見た人で、答えたいと思う人が答えてください」としているケースを見かけます。
これなら、答えることを強制しないので、良いかもしれませんね。
バトンはマーケティングに使える?
先ほど「業界によるマーケティング調査のための陰謀」説を紹介しました。
実際、ブロガーが喜んで自分の嗜好を公表してくれる、「バトン」という仕掛けは、マーケティング調査にかなり有効な気がします。
「消費者がどういう商品を求めているのか」を、無料で調査できますもんね。
しかし、だからと言って、企業や業界が主導で、バトンを仕掛けると、とんでもない目に遭う気がします。
出所を追跡しやすいインターネットの世界ですから、「●●バトンの仕掛け人が営利目的だった」ということを明白にするのは、比較的容易です。
そういった裏がユーザーに読まれてしまえば、多くのユーザーの反感を買うのは間違いないでしょう。
もしこれを読んで「バトンはマーケティングに使えるかも!」と思った、マーケティング担当者さんがいらっしゃったら、先走らないよう注意してくださいね。(^^;
とは言え、既存のバトンの回答はインターネット上に大量に存在します。
Google・Yahoo!等の検索エンジンや、ブログ専門の検索エンジン等を、うまく使ってそれらの情報収集を行なえば、それだけで充分なマーケティング調査になるかもしれませんね。
何にせよ、「●●バトン」は当事者同士で盛り上がる分には、全く罪はないと思います。
ただし、回答を他人に強制したり、露骨に営利の絡む調査目的で行なうと、多くの人の反感を買うことにもなりませんので、注意が必要ですね。
※このエントリーは、メールマガジン「スッキリ解説!パソコン・インターネット」のバックナンバーを編集したものです。
興味を持たれた方は、ぜひ下のフォームから購読して下さいね。
時々、メルマガでしか発信しない情報もあります。
カテゴリー :
スッキリ解説!パソコン・インターネット
前のエントリー: 緊急プレゼント企画のお知らせです!
次のエントリー: 「Movable Type 攻略講習会 - 初級カスタマイズ編」終了!
トラックバック
http://goodhope.jp/ctrl/mt-tb.cgi/121