『ウェブ進化論』 - 梅田望夫

2006.05.08 月 12:22

数ヶ月前から話題になっているベストセラー『ウェブ進化論』です。

噂になっているだけあって、「Web2.0」「ロングテール」等の旬のキーワードについて、非常にわかりやすく解説してくれています。
昨今のインターネット業界について、技術的な部分を広く浅くカバーしつつ、インターネット上の「社会現象」や「傾向」のようなものを、非常にうまく捉えた本だなぁという印象。
「GoogleやAmazonの凄さ」も、非常に的確に表現していると思います。

全く技術的な知識のない人には少々敷居が高い単語やキーワードが多いかもしれませんが、「今、ネットでどういうことが起きているのか」を理解するための入門書としては、非常に良いのではないでしょうか。

個人的に、何だかぞくっと来たのが、

「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣のミッションなんだよね」
グーグルに勤める友人は私にこう言った。

という一節。

なんというか、Googleという企業の持つ勢いと実力、そしてある種の無邪気さのようなものを凄く感じました。

カテゴリー : 読書
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