「脆弱性」←意味解りますか?
※このエントリーは、メールマガジン「スッキリ解説!パソコン・インターネット」のバックナンバーを編集したものです。
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こんにちは!
「スッキリ解説!パソコン・インターネット」発行者の あべ です。
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今日も当メルマガを読んでくださってありがとうございます。
そろそろ四月も終わりですね。
今月は、講師としてセミナーを三回もする等、結構ハードな月でした。
- 4月 8日「MT & Adsense 大質問大会」
- 4月15日「Movable Type 攻略講習会 - インストール編」
- 4月22日「MT & Adsense セミナー」
その中から、今回は4/15の「Movable Type 攻略講習会 - インストール編」にご参加頂いた方からのご感想を一部、ご紹介させて頂きますね。
とても丁寧に教えて頂き、ありがとうございます。
分かりやすく、簡単に作れる気になれました。
今後も仕事で作って使っていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い致します。
兵庫県 匿名希望様 女性
独力でやれば失敗するだろうなと感じていましたが、講習会に参加して私にも可能性があると思えました。
テンプレートをいただけるので有効利用したいと思っています。
兵庫県 原正之様 男性
少人数の為、質問もしやすく、笑いもあって、楽しかったです。
また来たいです。ありがとうございました。
大阪府 匿名希望様 女性
MTの認識が、今まで非常にあいまいのままだったのが、講習を受けて、すごく解るようになりました。又、つづけて受けたいと思います。
兵庫県 匿名希望様 男性
参加して良かったです。これを自分でするとなると何時間かかったかわからない。
また、次回も案内よろしくお願いいたします。
奈良県 匿名希望様 男性
インストールをていねいに教えていただきありがとうございます。
ぜひこれから、MTを活用させていただきたいと思います。
兵庫県 匿名希望様 女性
基本が良くわかりました。
今回もとても勉強になりました。
ありがとうございました。
大阪府 匿名希望様 男性
次回も参加します。
富山県 匿名希望様 女性
ご感想頂き、ありがとうございました!
「Movable Type 攻略講習会」は五月にも1~2回の開催を予定しています。
そろそろ関東方面でも開催するかも……?
正確な開催予定などはまだ未定ですが、決定次第誰よりも早く情報を知りたいという方はこちら。
⇒ 「Movable Type攻略講習会メールマガジン」購読フォーム
さて、今日はIT系のニュースサイトを見ていて興味深い記事があったので、ちょっとご紹介させて頂きますね。
『「脆弱性」の理解は1割、「衝撃的」とIPA』15歳以上のインターネットユーザー5142人に対してアンケートを取った結果、「脆弱性」という言葉の理解度は10%。
「言葉を聞いたことがある」という割合も、50%程度とのこと。
「脆弱性」という言葉は、私自身も非常に一般的な言葉だと認識していたので結構、衝撃的でした。
このメルマガでも何度か「脆弱性」という言葉を使ったような……。(^^;
せっかくですので、今回はこの「脆弱性」という言葉について、スッキリ解説しますね。
脆弱性とは?
「脆弱性」(ぜいじゃくせい)とは、漢字の意味の通り、「脆くて」「弱い」「性質」のことです。
例えば「インターネット・エクスプローラーに、脆弱性が発見されました」という記事があったとしたら、それは文字通り、「インターネット・エクスプローラーに、脆くて弱い性質が発見されました」という意味になります。
では、「脆くて」「弱い」とは、どういうことなのでしょうか?
「脆弱性」のことを別名「セキュリティホール」とも呼びます。
「セキュリティホール」の意味はわかりやすいですよね。
その名の通り、「セキュリティ面での欠陥(穴)」のことです。
例えば、コンピュータが乗っ取られる恐れがあったり、ウィルスに感染する恐れがあったり、情報漏洩の恐れがあったり……。
つまり「脆弱性」とは、そういった、何らかの「セキュリティ面での欠陥」のことを意味します。
先ほどご紹介した記事でも、アンケートの結果を受けて、IPA(情報処理推進機構)では「脆弱性」という表現を、もっとわかりやすい「安全上の問題個所」という表現に変更した、と書かれていますね。
脆弱性の例
さて、一般に「脆弱性」とひとまとめにされていますが、何らかのシステムやソフト等に「脆弱性」が発生する原因には、何種類かあります。
一番多いのは、開発者のミスによる「バグ」と呼ばれる欠陥です。
住宅で例えると「ドアに鍵をかけても、ドアノブを回せば簡単にドアが開く」というような状態ですね。
ソフトを開発する上で、当然注意しておかなければならない部分を、ミスや見落としで、うっかり「脆弱性」として残したままにしてしまった、という感じのケースです。
それ以外にも、技術の発展により、今まで隠れていた「脆弱性」が、明らかになる、というケースも存在します。
例えば、「タケコプターが一般に普及して、鉄柵やフェンスに意味がなくなった」というような……(笑)。
ちょっと例が突飛すぎますが、IT関連の業界の技術の進歩は凄まじいので、実際に「タケコプターが一般に普及する」ようなレベルの進歩が、数年・数ヶ月程度で起こるので、こういうケースがあり得る訳です。
どういうケースにしても、「脆弱性」を事前に全て塞いでおくというのは、間違いなく無理な話です。
ずっと同じシステムやソフトを利用していると、必ず脆弱性が発見されます。
ちゃんとサポートや保守が行なわれているシステムやソフトウェアなら、「脆弱性」が発見されると、その欠陥を塞いだ「バージョンアップ」が行なわれたり、「パッチ」と呼ばれる欠陥修正用のソフトウェアが配布されます。
しかし、利用する側がバージョンアップ版を利用しなかったり、「パッチ」を適用しなければ、「脆弱性」は残ったままになってしまいます。
自分が使っているソフトをちゃんとバージョンアップしているかどうか、時々確認する必要がありますね。
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