ドメインって何?

2006.02.17 金 23:59

※このエントリーは、メールマガジン「スッキリ解説!パソコン・インターネット」のバックナンバーを編集したものです。

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こんにちは!
「スッキリ解説!パソコン・インターネット」発行者の あべ です。
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今日も当メルマガを読んでくださってありがとうございます。


今回のテーマは「ドメイン」です。

「ドメイン」という言葉、ご存知ですか?

インターネット上で頻繁に使われている言葉なので「もちろん知ってるよ」という方も多いかと思いますが、もしかしたらちゃんとした意味を知らない方も多いのではないでしょうか。

「ドメイン」はインターネット上の住所

「ドメイン」という言葉に馴染みがない人でも、ホームページアドレス(URL)や、メールアドレスという言葉はご存知かと思います。

このホームページアドレス(URL)やメールアドレスの中に、「ドメイン」が含まれています。

例えば、弊社の場合、URL(ホームページのアドレス)は「http://goodhope.jp/ 」です。

また、今あなたが読んでいるこのメルマガは、「mag01@goodhope.jp」というメールアドレスから配信されています。

この両社に含まれている「goodhope.jp」というのが、弊社の「ドメイン」です。

ドメインは、ネットワークに繋がっているコンピューターが、どこに存在しているのかを指定する、インターネット上の住所のようなものです。

同じ住所が同時に二つ存在することはありませんから、弊社が使用しているドメイン「goodhope.jp」は、他の人が使うことはできません。

「ドメイン」の成り立ち

まずは、下記の二つのページを開いてみてください。

  1. http://goodhope.jp/
  2. http://128.121.79.201/






いかがでしたか?

この二つは別のアドレスなのに、同じ弊社のホームページが表示されたかと思います。

何故こうなるかというと、goodhope.jp と 128.121.79.201 が、形式が違うだけで全く同じインターネット上の住所を示しているからです。

この例のように「128.121.79.201」という形で数字の羅列で住所を示す形式を「IPアドレス」と言います。

先ほど「ドメイン」のことを「インターネット上の住所のようなもの」と書きましたが、本当はこのIPアドレスこそが「インターネット上の住所」です。

ですが、こんなわけのわからない数字の羅列は覚えにくいですよね。

コンピュータにとっては、こちらの方が都合が良いのですが、人間にはこんな数字の羅列をいちいち覚えていられません。

そのため、この「IPアドレス」を人間にも覚え易い形で表す方法として、「ドメイン」が使用されます。

つまり、

  • ネット上の住所=IPアドレス
  • IPアドレスの別表記=ドメイン

ということですね。

「ドメイン」は早い者勝ち

さて「IPアドレス」の別表記である「ドメイン」ですが、全ての「IPアドレス」に「ドメイン」が割り振られているわけではありません。

「ドメイン」がなくても「IPアドレス」さえあれば、ホームページにはアクセスできますからね。

とは言え「IPアドレス」だけで運営しているホームページは、滅多にありませんね。

ほとんどのホームページは、独自のドメインで運営しているか、プロバイダーやレンタルサーバー業者のドメインを借りて運営しています。

ビジネスとしてインターネットを利用してホームページを運営したりする場合は、独自のドメインを取得した方が、信頼性が増して良いでしょうね。

企業のホームページが、
http://プロバイダ名.ne.jp/~会社名/
というようなアドレスだと、やはりちょっと「う~ん……」と感じる人が多くなります。

現実に置き換えて考えれば、住所がない会社というのは、やはり信用できないですよね。

「ドメイン」は、早い者勝ちで申請した者から順に登録されていきます。

ですので、わかりやすくて意味を持っているドメインや、流行の言葉を含むドメインは、あっという間に誰かに登録されてしまいます。

早い者勝ちではありますが、こんなケースもあります。

何年も前ですが、検索ポータルサイト「goo」( http://www.goo.ne.jp/ )とそっくりなドメイン http://www.goo.co.jp/ (neとcoが違います)で、アダルトサイトを運営していた業者が、かつていました。

goo.ne.jp と goo.co.jp は、全く別のドメインですが、「検索サイトgoo(goo.ne.jp)が有名になった後に『goo.co.jp』をアダルトサイトに変更しインターネットユーザーの誤りに乗じて利益をあげていた」として、裁判で敗訴し、ドメイン登録の移転させられました。

このような使い方はもちろんマズいですが、独自のドメインを使わずに、
http://プロバイダ名.ne.jp/~会社名/
というようなアドレスでホームページを運営していると、SEO対策としても不利になります。

※SEOとは?
SEOって何?

最近では、大抵のレンタルサーバー会社で安価に独自ドメインの取得代行をしてくれますので、気軽に自分だけのドメインを手に入れられますよ。


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