マナー違反!知らないうちにやっちゃってませんか?

2006.09.07 木 23:25

※このエントリーは、メールマガジン「スッキリ解説!パソコン・インターネット」のバックナンバーを編集したものです。

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こんにちは!
「スッキリ解説!パソコン・インターネット」発行者の あべ です。
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今日も当メルマガを読んでくださってありがとうございます。

まずは一件お知らせがあります。

実は今月末に私 あべ の著書が出版されることになりました!

本を書くのは大変な作業でしたが、幼稚園児の頃から小説家になるのが夢だったので、ちょっと違った形で夢が叶ったかな?と思うと凄く嬉しいです。

ブログにて、表紙の画像を公開していますので、ぜひ見てみてくださいね。
今月末に本が出ます!


さて、インターネットの世界では、現実の世界とは多少異なった、インターネット独自のルールやマナーが多数存在します。

そういったものを知らないと、自分では気づかないうちに、たくさんの人に迷惑をかけてしまう、ということにもなりかねません。

今回ご紹介する「機種依存文字」というものも、そのひとつです。

機種依存文字って何?

「機種依存文字」とは、その名の通り、「機種に依存する文字」のことです。

つまり、「Aのパソコンでは正しく表示されるけど、Bのパソコンでは正しく表示できない」というような文字です。

対応していないパソコンで、そういった文字を表示させようとすると、文字化けしてしまったり、全然違った文字になってしまったり、最悪、パソコンが誤動作を起こしてしまったりすることもあります。

自分のパソコンでちゃんと表示されているからと言って、誰のパソコンでも同じように表示されているとは限らないということですね。

一番わかりやすい例で言うと、Windowsでは表示できるけど、Macでは表示できない、というようなケースでしょうか。
(もちろん、その逆もあります)

あるいは、ケイタイの絵文字などもそうですね。
絵文字の入ったケイタイからのメールを、パソコンのメールソフトで受信して読むと、絵文字の部分が文字化けします。

自分ひとりだけが見るような文書や、読む相手が限られていて、その全員が同じような環境で閲覧することがわかっている文書なら、機種依存文字を気にする必要はありません。

しかし、メールでやり取りする際や、メルマガを書く時、ブログやホームページに文章を掲載する時には、機種依存文字を充分に意識する必要があります。

しかし、如何せん機種依存文字は、本人の環境では正常に表示されてしまうため、それと気づかずにホームページやブログ、メルマガなどに使用しているケースを、本当に頻繁に見かけます。

具体的に機種依存文字ってどんなもの?

実際に、どういう文字が機種依存文字なのか、ご紹介しますね。

まず、先ほども書きましたが、ケイタイの絵文字。
これはパソコンで見た場合、文字化けしてしまいます。

また、各種キャリア(DoCoMo, au, vodafone)間でも、完全に互換性があるわけではありません。

vodafoneのケイタイから、DoCoMoのケイタイに、絵文字入りのメールを送った場合などには、意図した絵文字がでないことがあります。
(それでも最近はだいぶ互換性が高まっているようです)

そして、頻繁にホームページやブログ、メルマガなどで使用されているのを見かける機種依存文字は、そのほとんどが、「Windowsでは表示できるが、Macでは表示できない文字」です。

まず、一番使用される頻度が高いのが、丸付き数字でしょうか。
○の中に数字の1,2,3~20が入っている文字です。
この文字は非常に使い勝手がいいので、機種依存文字だと知らなければ、どうしても多用してしまいますよね。

この表記を使いたい場合は、少々妥協して(1),(2),(3)等と表記するようにしましょう。

そして、ギリシャ数字も使用される頻度が高いですね。
I,II,III,IV,V,VI,VII,VIII,VIIII,X...
という形式の数字です。(小文字版も同様)

この表記を使いたい場合は、半角英数の大文字のIとVとXを組み合わせて、表記するようにしましょう。

また、cm,kg,km等の英語表記の各種単位や、センチ、グラム、メートル等のカタカナ表記の単位を 一文字分にまとめたものも、機種依存文字です。
他にも「TEL」を一文字分にまとめたもの等も同様です。

これらは、そのまま半角英数や全角カタカナで表記するようにしましょう。

他にも、(株)(有)(代)等を一文字にまとめたものや、明治、大正、昭和、平成といった年号を一文字にまとめたものも、機種依存文字です。

半角の括弧()と全角文字を組み合わせて表記するようにしましょう。

また、半角カタカナ全般は環境によっては文字化けしてしまいます。
カタカナは常に全角で書くように習慣づけておいた方が良いですね。

そして、半角の「¥」マークも、環境によっては半角の「\」として表示されてしまいます。

※半角カタカナと「¥」マークは正確には機種依存とは少々違うのですが、便宜上、ここで紹介させて頂きました。


ご覧の通り、機種依存文字には使い勝手のいい文字が非常に多いです。

それだけに、それが「機種依存文字だ」と知っていなければ、ついつい使ってしまいがちなものばかりです。

あなたもこれらの文字を使う際には、それを読む相手の環境を、充分ご注意くださいね!


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